【日本人の5割以上が時計をしない?】機械式時計を持つと起こるかもしれない3つのイイこと
先日とあるテレビ番組で、若者の「高級スーパーコピーブランド腕時計離れ」が話題に上がっていました。ある調査によると、外出時に腕時計をする人の割合はなんと43.7%だそうです。
半数以上の人が外出時に腕時計をしない……。そんなに腕時計離れが進んでいるのかと、衝撃を受けました。時計好きとしては寂しい結果です。
しかし、その感覚も非常にわかります。今やスマホやPCが普及し、いつでもどこでも正確な時間を知ることができます。また、かつてのモノを溜め込む時代から、モノを減らす時代、スマートな生き方の時代へと、生活様式が移行しつつあるように感じています。
それを象徴するように、車や服なども必要な時にレンタルしたりシェアできたり、シェアリングエコノミーが活発になっていますよね。そうであれば、必然的に「腕時計なんていらない。スマホやスマートウォッチで十分!」そう思うのは当たり前だと思います。
何を隠そう、私も4年前、この1本の腕時計(ロレックスのサブマリーナー)に出会うまでは、同じように思っていました。しかしそれでも、私は「高級腕時計を1本は持ってみよう!」と伝えたいのです。それはなぜか?
・社会人の身だしなみとして?
・ステータスシンボルだから?
・いわゆるマウントを取るため?
インターネットや雑誌、テレビにはこのような理由が溢れていますが、私が高級腕時計をおすすめしたい理由はもっと別なところにあります。
今回は私の経験から、「高級時計を持つと起こるかもしれない3つのイイこと」について綴り、高級時計を持つことの良さを伝えたいと思います。
高級時計の定義とは?
本題に入る前に、高級時計とはどんな時計なのか?について、少し書きたいと思います。
「高級時計」と聞いて、どのような時計をイメージされるでしょうか? ハイブランドの時計、高価な時計、100万円以上の時計……もしかしたらこのようなイメージが浮かんできたかもしれません。
そのどれもが正解であり、不正解と言えるかもしれません。というのも、実は高級時計の定義というのははっきり定まっていないのです。したがって、人によって高級時計の認識は異なっており、非常に曖昧なものとなっています。
私の中での高級時計とは、以下の2つを備えている時計だと思っています。
1. 芸術(技芸)・科学・技術・歴史・物語のいずれかを感じさせてくれる時計
2. 繰り返し修理可能で永続性の高い時計
この条件は英語の「Horology」から来ています。日本語では「時計学」と訳されることが多いですが、英語での解説はこうなります。
意訳すると、「時を計測する芸術(技芸)や科学、技術的学問」という感じでしょうか。
このHorologicalな時計、繰り返し修理可能で永続性の高い時計が、高級時計ではないかなと、私の中では考えています(裏を返せば、きっちりとした修理体制の整っているブランドの時計とも言えますね)。
では、そんな高級時計を持つとどのような良いことがあるのか? 私の体験から3つ紹介したいと思います。
高級時計を持つと起こるかもしれない3つのイイこと
1. 知識が広がる
1つ目は知識が広がるということです。高級時計の定義のところで書いた通り、時計は単に時間をみるだけのものではありません。芸術・科学・技術・歴史・物語がギュッと、わずか40mm程度の大きさの中に詰まっています。
高級時計を買い、そういったものに触れると、自然と興味関心が湧いてくると思います。それは、ある人は時計のムーブメント(技術的分野)かもしれないし、ある人は時計のデザイン(芸術的分野)かもしれません。
私は特に、時計の持つ歴史性や物語に強く惹かれていきました。例えば、ライト兄弟が世界で初めて有人動力飛行を成し遂げたのは1903年、1回目のフライトはたったの36.5mであったこと、アポロ13号の事故と生還劇、アールデコやバウハウスというデザインの分野に関することなど、数えればキリがありません。
これらは、時計を好きになっていなければ、知らずに人生を終えていたでしょう。
いずれも生きていく上で必要な知識ではありませんが、あれば会話に引き出しを増やすことができ、その人の深みを増してくれると思います。あるいは、それが何か新しい仕事やアイデアにつながるかもしれません。
つまり高級時計には、今まで全く触れることのなかった要素がたくさん詰まっているのです。言い換えるならば、高級時計は、新しいアイデアの源泉、新しい世界への切符です。
事実、私は1本の高級時計を買わなければ、ブログやYouTube、メディアに携わることはなく、ずっと海の上で過ごしていたでしょう。
2. 日々の楽しみが増える
2つ目は日々の楽しみが増えるということです。毎年春には、各時計ブランドが、一斉に新作発表会を催します。その時期になると、世界中の時計ファンがこぞってインターネットをチェックし、新作時計に一喜一憂、あれやこれやと活発に議論がなされます。時計メディアやファッションメディアも、我先にと最新情報を届けてくれます。
一般的には、夏がお祭りシーズンですが、時計ファンにとっては、春もお祭りシーズン。高級時計を買えば、自然と新作情報が気になり、年に2回もお祭りシーズンを楽しむことができます(笑)。
それから日常生活においても楽しみが増えます。例えば、通勤の電車の中。人も多くて辛いですよね。しかし時計好きになれば、自然と周りの人の時計が気になってくるのは、“時計好きあるある”です。
「あっ、あの人〇〇の時計してる!」「おっ、この人の時計かっこいいなあ。どこの時計ブランドだろ?」など、まるで市場にいるかのように楽しめます(笑)。
さらに極めれば、「この人はこの時計だから、こんな性格の人なのかなあ」とか「あの人はあの時計だから、こんな趣味があるのかもしれない」など、時計からその人のパーソナリティを、おおよそ想像できるようになるかもしれません。
3. 人生の宝・形見ができる
高級時計の定義のところで書いた通り、高級時計は、修理して長く使いやすいようになっています。そして、時計という存在自体、歴史が非常に深くなっています。つまり、過去から未来へ、モノとして使用できる時間軸がものすごく長くなっているわけです。
また、時計はどこにでも着けていきやすくなっています。仕事、家族と過ごす休日、海外旅行、プロポーズの時、子供が生まれる瞬間、大きなことを成し遂げた時…その全ての瞬間に立ち会うことができるのは、自分自身と時計です。
時計は自分と同じ時間を過ごし、同じ経験・歴史を積んでいる分身と言うこともできるかもしれません。私は時計を見て、人生の重要なシーンを思い出すことが多々あります。
つまり、高級時計は、使用できる時間が極めて長く、思い出やエピソードを重ねやすい。形見として重要な要素を押さえているということです。
さらに、保管場所が小さくて済み、維持費も家やクルマに比べれば安くなっています。そして、着ける人の好みをあまり選ばず、何か困った際には、世界中どこでもすぐに換金することができる……。これほどまでに形見として優秀なものは、なかなかないと思います。
事実、時計ブランドの頂点と言われているパテック・フィリップのコピーの一つに「父から子へ、世代から世代へ」というものがあります。まさに形見、受け継いでいくもの、それが高級時計の真価ではないかと思います。
人生の記念に思い切って一本高級時計を買い、人生を共に歩み、その歴史と物語を大切な人へと受け継いでいく……。とても素敵なことだと思います。
いかがだったでしょうか?今回は「高級時計を持つと起こるかもしれない3つのイイこと」を綴ってみました。
1. 知識が広がる
2. 日々の楽しみが増える
3. 人生の宝・形見ができる
これら3つの観点から、やはり高級時計を1本持つということは素敵なことで、皆さんにおすすめしたいと思います。
今回の内容が、皆さんの時計選びの参考になれば嬉しいです。
それではまた!ごきげんよう!
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